多変量解析入門(サイエンス社):11章 MDS

非計量MDSの解法は最急降下法を用いと書いてあるので正直ちゃんと解けるかわからない。

ただ、MDSの目的は理解できた。非計量MDSより計量MDSを先に説明したほうがわかりやすいのではないだろうか・・・

計量MDSは距離データのみから座標データを生成する。この座標データの次元数はストレスSが十分に小さくなる次元を使用する。ストレスSとは「推定される座標情報から出る距離」と「得られている距離情報」の差の正規化二乗和である。

非計量MDSは「座標情報」と「距離情報」は与えられず、「順序関係」しか与えられない。距離情報・座標情報を適当に設定し、「順序関係」を満たしながらストレスSを最小化する距離情報・座標情報を最急降下法で計算する。

図11.3にある親近度(順序情報)と距離(dijが点、dij*は線)を見てほしい。dij*は線であることから、dij*は具体的な数値ではなく範囲指定をしている。

dij*<dij<dij*であれば(dij-dij*) = 0という加減だろう。

変数がかなり多いため、最急降下法で解けるんだろうか・・・